特定非営利活動法人国立動物園をつくる会主催 第18回 シンポジウム 『動物園にできること』
動物園の未来を、共に考えませんか?
「動物園にできること」──その答えを探す1日
動物園は、何のために存在するのか?
この根源的な問いに、今こそ真正面から向き合う時です。
利用者の多くにとって動物園は「楽しく遊びに行く場所」である一方、動物園の現場では「野生動物保全のための教育と研究の拠点」という使命が掲げられています。このギャップは深く、簡単には埋まりません。
しかし、動物園は確実に「できること」を積み重ねてきました。
このシンポジウムでは、現実に行われてきた活動の最前線をお届けします。
元旭山動物園園長・小菅正夫による野生動物保全の実践、中部大学・牛田一成教授によるウガンダでの絶滅危惧種保全プロジェクト、宮崎の動物園が取り組んできた地域に根ざした保全活動、そして日本大学・金澤朋子助教による飼育下観察から見えてくる動物の真の姿。
4名の登壇者が語るのは、理想論ではなく「動物園が実際にやってきたこと、これからやっていけそうなこと」です。
動物園の可能性を信じるすべての方へ。
研究者、動物園関係者、学生、そして動物園を愛するすべての方々のご参加をお待ちしています。会場参加とZOOM配信の両方をご用意しております。
動物園が持つ本当の力を、一緒に再発見しましょう。
お申し込みは下記のボタンより
※会場参加定員200名・先着順
※学生及び学校関係者は無料でご参加いただけます
シンポジウム参加者の方へ:オリジナル 竹紙ファイルフォルダ
特定非営利活動法人国立動物園をつくる会主催 第18回 シンポジウム 『動物園にできること』にて、会場お申し込み一般の方先着50名に国立動物園をつくる会オリジナル 竹紙ファイルフォルダをプレゼントいたします。
国立動物園をつくる会は、脱プラスチックを掲げて100%竹からつくった自然素材を使い、接着剤も使用せず書類を収納できるファイルフォルダをつくりました。素材の竹紙は、日本各地に拡がる放置竹林が山の土砂災害へつながり、環境や生物への影響も問題となっていることから、放置竹林の竹を利用して紙にすることに取り組み開発されたものです。(開発企業・中越パルプ工業株式会社)表の絵は絵本作家のあべ弘士氏の2種類があります。
スケジュール
特定非営利活動法人国立動物園をつくる会主催 第18回 シンポジウム
場所:日本大学 生物資源科学部 湘南キャンパス(1号館1階・121講義室)
〒252-0880 神奈川県藤沢市亀井野1866
最寄り駅(小田急江ノ島線・六会日大前駅)駅西口より徒歩約5分
ホームページ
https://www.brs.nihon-u.ac.jp/
日時:2025年12月13日(土)13:00~17:00
一般会場参加費:1000円(税込)
一般ZOOM参加費:1000円(税込)
ただし日本大学 生物資源科学部の学生・関係者のみ無料
(証明していただける学生証・書類などの提示をお願いします)
テーマ:『動物園にできること』
主催:特定非営利活動法人 国立動物園をつくる会
後援:公益社団法人 日本動物園水族館協会
共催:日本大学生物資源科学部
13:00
開会挨拶
岩野 俊郎 副代表
(獣医師・元到津の森園長)
13:10
特別講義 1(45分)
小菅 正夫 代表
(獣医師・元旭山動物園園長・北海道大学客員教授・国立動物園をつくる会代表)
「動物園と野生動物の保全」
13:55
特別講義 2(45分)
牛田 一成 氏(中部大学卓越教授・環境省ライチョウ保護増殖検討会委員・JICA草の根ヨウム保全プロジェクトマネージャー)
「ウガンダ共和国 絶滅危惧種ヨウム保全」
10分休憩
14:50
特別講義 3(45分)
出口 智久 氏
(特定非営利活動法人 宮崎野生動物研究会 事務局長・宮崎市フェニックス自然動物園前園長・宮崎の野生動物の調査研究ならびに保全活動を進める宮崎海岸に上陸するアカウミガメ・九州山地に生息するニホンカモシカ)
「宮崎の動物園が取組んだ域内保全や地域の保全活動の事例について」
15:35
特別講義 4(40分)
金澤 朋子 氏(日本大学生物資源科学部 助教 博士(生物資源科学) ・動物行動学・行動生態学および動物福祉を専門とし、飼育下動物の行動観察を中心に研究を進めている。)
「飼育下観察が教えてくれる、動物の生態と域外保全」
10分休憩
16:30
質疑応答
16:50
閉会の挨拶
小菅 正夫 代表
17:00 終了
※内容、時間が変更になる場合がございますのでご了承ください。
シンポジウムへの参加の申込は申込サイトにてお願いいたします。
◆注意事項
以下のような行為がありましたら、運営側の判断で退場させていただくことをご了承ください。
・販売、宣伝や宗教等の勧誘を目的とした参加
・他参加者から連絡先を聞き出す行為
・登壇者や他参加者への迷惑行為や誹謗中傷するような行為
・法律及び公序良俗に反する行為
・イベントの運営に支障をきたす迷惑行為
◆その他
・ZOOMによるオンライン講座です。事前にZOOMアプリをダウンロードしておいてください。
・開始時刻まで待機室でお待ちください。
・お申込み時と同じお名前が表示されるよう設定をお願い致します。
・可能であればカメラオン(顔出し)、ミュートでの参加をお願い致します。
※登壇者に対するご質問に関してはチャットなどを介して行う予定です。
動物園は、何のために存在するのか?この問いは、多くの動物園人を悩ませてきています。
動物園の内部で議論していると自然教育と野生動物に関わる研究によって、野生動物の保全のために存在するという意見が圧倒的に多いのですが、多くの利用者にとっては、“それは動物園でなくてもできるよね、動物園は楽しく遊びに行くところだよ”という意見が圧倒的に多いような気がしております。このギャップは現状では、埋めようもなく深いものと感じています。
我々は、国が国立動物園を設置することで動物園の意義を明確にすることで、多くの動物園の共通した目的を掲げて貰いたいという思いで活動をしていますが、先が見えないほど、道は遠いと感じています。
今回のシンポジウムのテーマですが、「動物園にできること」として、研究者が2名、動物園から2名が登壇し、現実に行われてきている活動について講演していただきます。多くのみなさまにご参加いただき、動物園が実際にやってきたこと、これからやって行けそうなことを考えるきっかけになってくれれば、幸いです。
多くのみなさまのご参加を心より、お待ちしております。
特定非営利活動法人 国立動物園をつくる会代表
小菅 正夫



