特定非営利活動法人国立動物園をつくる会主催 第17回 シンポジウム 『動物園はどのような人材を求めるか』
2023年7月、中部大学での再開を経て、私たちは「これからの動物園のあり方」について深く考えました。動物園は単なる展示の場ではなく、明確な使命とメッセージを持ち、主張を展開する場でなければなりません。この目標を達成するためには、皆さんの支援が必要です。
このシンポジウムでは、東京動物専門学校の北村校長が動物園を目指す生徒たちについて語ります。また、3人の元動物園長が動物園側の視点から人材についての思いを共有します。これは、園長が求める人材と動物園で働きたいと願う生徒たちの間の一致点と隔たりを探る貴重な機会です。
このシンポジウムは、動物園業界の将来を形作る上で、飼育職員の役割を根本から考え直す機会を提供します。元動物園長たちが持つ多様な視点は、新しい時代の動物園における人材育成についての洞察を深めるでしょう。
皆さんの参加を心よりお待ちしております。動物園の未来を共に創造しましょう!
今回は、会場を東京動物専門学校 八千代キャンパスで開催いたします。会場でのご視聴は東京動物専門学校学生と先着のなりますが、一般の方も参加可能です。ZOOMでのオンライン参加もご用意させていただいております。
ご希望の方は、下記のボタンよりお申し込みください。
シンポジウム参加者の方へ:オリジナル 竹紙ファイルフォルダ
特定非営利活動法人国立動物園をつくる会主催 第17回 シンポジウム 『動物園はどのような人材を求めるか』にて、会場お申し込み一般の方先着20名に国立動物園をつくる会オリジナル 竹紙ファイルフォルダをプレゼントいたします。
国立動物園をつくる会は、脱プラスチックを掲げて100%竹からつくった自然素材を使い、接着剤も使用せず書類を収納できるファイルフォルダをつくりました。素材の竹紙は、日本各地に拡がる放置竹林が山の土砂災害へつながり、環境や生物への影響も問題となっていることから、放置竹林の竹を利用して紙にすることに取り組み開発されたものです。(開発企業・中越パルプ工業株式会社)表の絵は絵本作家のあべ弘士氏の2種類があります。
スケジュール
特定非営利活動法人国立動物園をつくる会主催 第17回 シンポジウム
場所:東京動物専門学校 八千代キャンパス 302 大教室
〒276-0046 千葉県八千代市大和田新田1093-8
最寄り駅・東葉高速線(八千代緑ヶ丘駅徒歩)より徒歩約15分
ホームページ
https://tokyowildlife.ac.jp/
※会場での参加は東京動物専門学校学生と一般参加先着20名の方となっております。
日時:2024年1月27日(土)13:00~17:00
一般会場参加費:1000円(税込・先着20名)
一般ZOOM参加費:1000円(税込)
ただし東京動物専門学校の学生・関係者のみ無料
テーマ:『動物園はどのような人材を求めるか』
主催:特定非営利活動法人 国立動物園をつくる会
共催:東京動物専門学校
後援:公益社団法人 日本動物園水族館協会
13:00
開会挨拶
小菅 正夫 代表
(獣医師・特定非営利活動法人 国立動物園をつくる会代表・札幌市環境局参与円山動物園担当・北海道大学客員教授)
13:10
特別講義 1(40分)
北村 健一 氏
(獣医師・(公財)日本動物愛護協会顧問・元札幌市円山動物園長・東京動物専門学校長)
「動物園への就職活動の実情」
13:50
特別講義 2(40分)
出口 智久 氏(元宮崎市フェニックス自然動物園園長)
「宮崎の動物園で過ごした45年を振り返って:飼育員、動物園人としての思いの変遷」
15分休憩
14:45
特別講義 3(40分)
小菅 正夫 代表
(獣医師・特定非営利活動法人 国立動物園をつくる会代表・札幌市環境局参与円山動物園担当・北海道大学客員教授)
「私の期待する飼育係」
15:25
特別講義 4(40分)
岩野 俊郎 氏(獣医師・元到津の森園長)
「望まれる飼育員」
15分休憩
16:20
質疑応答
16:50
閉会の挨拶
岩野 俊郎 氏(獣医師・元到津の森園長)
17:00 終了
※内容、時間が変更になる場合がございますのでご了承ください。
シンポジウムへの参加の申込は申込サイトにてお願いいたします。
◆注意事項
以下のような行為がありましたら、運営側の判断で退場させていただくことをご了承ください。
・販売、宣伝や宗教等の勧誘を目的とした参加
・他参加者から連絡先を聞き出す行為
・登壇者や他参加者への迷惑行為や誹謗中傷するような行為
・法律及び公序良俗に反する行為
・イベントの運営に支障をきたす迷惑行為
◆その他
・ZOOMによるオンライン講座です。事前にZOOMアプリをダウンロードしておいてください。
・開始時刻まで待機室でお待ちください。
・お申込み時と同じお名前が表示されるよう設定をお願い致します。
・可能であればカメラオン(顔出し)、ミュートでの参加をお願い致します。
※登壇者に対するご質問に関してはチャットなどを介して行う予定です。
コロナ禍で中断されていた我々の活動も、2023年7月15日に中部大学において再開することができました。内容は、改めて「これからの動物園のあり方」について考えるというものでした。日本の動物園の未来を見据えた議論となったと思っています。
我々は、動物園とは”明確な使命”を有し、常に”メッセージを配信”し、”展示を通して主張”することが必要だと考えています。それを続けなければ、多くの人々の動物園観は変わらず、いつまで経っても見世物小屋から脱却することはできません。そのためにも、多くの人々のお力が必要なのです。
さて、今回のシンポジウムは、動物園の内側から改革する飼育職員をテーマとして開催します。会場となっている”東京動物専門学校”の北村校長が動物園を希望する生徒についてお話ししていただき、受け入れる動物園側の思いを3名の元動物園長が語るという、これまでにない議論が展開されます。
園長の求める人材と動物園で働くことを希望する生徒の思いが、一致する部分や隔たりについて議論していけると思います。また、元3園長の求める人材は、おそらく三者三様だと思います。これからは、どの動物園で働きたいかという時代が来ることを期待しています。全く新しい切り口のシンポジウムとなりますので、ご期待ください。
特定非営利活動法人 国立動物園をつくる会代表
小菅 正夫
(獣医師、元旭山動物園園長、北海道大学客員教授)